「最後の晩餐」の高解像画像がネットで公開

イタリア・ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダビンチが描いた「最後の晩餐(ばんさん)」が、160億画素という高い解像度のデジタル画像にしてインターネット上で公開され、絵画の細部にわたって鑑賞できることから話題を呼んでいます。
イタリアの文化庁や複数の企業が劣化が進む「最後の晩餐」を保存するために、数か月かけて作成したもので、160億画素という非常に高い解像度で記録して、27日からインターネット上で公開しました。画像は拡大することによって、人物の表情や背景など絵画の細部にわたって鑑賞することができ、イエスの後ろの窓の外には、ぼんやりとした色合いで青い屋根の教会が描かれているのがはっきりとわかります。また、ユダのそばにあるつぼがひっくり返って、中に入っていた塩がテーブルの上にこぼれている様子も細部を鑑賞することができます。さらに、顔料がはがれ落ちたり、ひび割れたりするなど、絵画の損傷がかなり進んでいることもうかがえます。写真を公開した会社では、多くの人により本物に近い状態で鑑賞してもらえるようになったうえに、今後修復が必要になった場合にも基礎的なデータになると話しています。(NHKニュースより)

「最後の晩餐」が見られるサイトはこちら
http://www.haltadefinizione.com/en/