ガルダ湖から南に流れ出るミンチョ川を下ること約8キロ、
Valeggio sul Mincioという小さな可愛らしい村があります。
ここは一時さびれた寒村だったものを地元が村おこしとして
リストランテやペンシオーネなどを作り、今では多くの
観光客が訪れる所となりました。
とはいえ有名観光地のように人がワサワサあふれかえると
いうわけではなく、静かに食事したり散策するにはもって
こいの素敵な場所です。
14世紀にミラノ領主ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ公
により治水されたこの村は、川に突き出すように民家が作られて
います。
家と家をつなぐ通路の下を水が流れるようにできているので、
いわばイタリア版川床(?)
水辺というのは、洋の東西を問わず、人を落ち着かせる効用が
あるのかもしれません。
ミンチョ川沿いにはガルダ湖からマントヴァまでサイクリング道路
があり、ほぼ中間点であるここヴァレッジョでイタリアの自転車乗りも
一息入れていきます。
ちなみに、ここでは湧き水を自由に汲むことができるので、私も
必ず立ち寄って補給していきました。
日本イタリア京都会館
http://italiakaikan.jp/