クリスマスの食卓を彩る前菜とデザート

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シエナの語学学校SOCIETA` DANTE ALIGHIERIによるトスカーナ料理のコーナー、
今回はもうすぐクリスマス!ということで、トスカーナのクリスマスを
彩る前菜とデザートのご紹介です。


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みなさん、こんにちは。イタリアのシエナより、おいしいニュースをお届けします!
さて今回は、クリスマス・ディナーに大活躍のレシピを2つご紹介します。ちょっぴり
気取った前菜のタルト料理と、お馴染みパネットーネを使った美味しいデザートです。

大きいパネットーネは存在感たっぷり、クリスマスの主役です。相性抜群の甘いスプマ
ンテと一緒にいただけば、パーティーのテーブルも一層華やぎます。


●前菜:「Conchiglie con Julienne di Verdure e Seppie
(コンキーリエ・コン・ジュリエンヌ・ディ・ヴェルドゥーレ・エ・セッピエ)」

・材料(4人分)
【貝型のタルト】
 •タルト生地 (好みによってパイ生地でもOK)
 •ホタテ貝の殻4つ、または直径10~15cmくらいのシェル形のタルト型4つ
(無い場合は同じくらいの大きさのタルト皿で代用可)。
【ジュリエンヌ】
 •ズッキーニ:150g
 •ナス:150g
 •パプリカ(赤・黄色):150g
 •イカ(胴体):200g
 •塩、こしょう、オリーブ・オイル (エクストラ・バージン):適量
【レモン・ソース】
自分好みのソースを作りましょう。オリーブ・オイル、レモン果汁(2:1の割合)、
塩、こしょうをベースに、味見をしながら他の材料を少しずつ加えていきます。
 •オリーブ・オイル (エクストラ・バージン)
 •レモン果汁
 •フレンチ・マスタード
 •ウスター・ソース
 •にんにくとイタリアン・パセリのみじん切り
 •塩、こしょう
【飾りつけ】
 •チェリー・トマト、ラディッシュ、レタス、イタリアン・パセリなど:適宜

・作り方
タルト生地を2ミリの厚さにのばし、ホタテ貝の殻の外側にはりつけ、余分なタルト
生地を切り落として、オーブンで焼きます(190℃で15分程。焼き色を見ながら調節
します)。
イカと野菜はすべて細かく千切りにしてフライパンで火を入れておきます。
焼きあがったタルトの熱がとれてから野菜とイカを盛り付け、ソースをかけて出来
上がりです。



●デザート:「Panettone farcito con il gelato(パネットーネ・ファルチート・コン・ジェラート)」

・材料
(小さなパネットーネの場合は、ジェラートなど詰め物の量を減らします。)
 •パネットーネ:1つ
 •ミックス・ベリーのジェラート:200g
 •バニラのジェラート:200g
 •ホイップした生クリーム:300g
 •ブラック・チョコレート:60g
 •アプリコット・ジャム:大さじ3

・作り方
パネットーネのドーム状の部分を切り落とし、胴体部分の内側をくりぬきます
(縁は4cmほど残しておきます)。くりぬいた部分の内側にアプリコット
ジャムを塗ります。チョコレートを刻み(5ミリ×5ミリほどの大きさ)、
バニラのジェラートに混ぜこみます。パネットーネの中に、ミックス・ベリーの
ジェラート、バニラのジェラート、生クリームを順番に入れ、最初に切り落とし
たドーム状の部分でふたをします。
冷凍庫で6時間休ませませて、出来上がりです。食べる1時間前に冷蔵庫に入れて
おきましょう。


・イタリア語メモ
 -イカイカ墨を意味するseppiaは、ギリシア語起源の単語です。写真などで
 よく使われる「セピア色」も同じ起源で、イタリア語ではstampare in seppia
 (セピア色に印刷する)などの表現で使われます。
 -イタリア中でクリスマスのデザートとして親しまれているパネットーネ。
 もともとはミラノのケーキで、ロンバルディア地方の方言でpanettonと呼ば
 れていました。
 -日本でも大人気のジェラート。動詞gelare(凍らせる)から派生した単語です。
 また、女性形にしてgelataとなると「霜、極寒」などを意味する名詞になります。


メニュー提供:SOCIETA` DANTE ALIGHIERI 校





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