モディリアーニを鑑賞しよう!

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イタリア・リヴォルノに生まれ、フィレンツェヴェネツィアで芸術を学び、
パリでその花を咲かせた稀有なアーティスト、アメデオ・モディリアーニ
そんなモディリアーニの短い人生は波乱万丈なものでした。

ユダヤ系の家族に生まれたモディリアーニは幼いころから肺に病を患っていま
した。美術学校に通うころには大麻の味を覚え、その後アルコールと麻薬にお
ぼれ、ほとんどのお金をそれに使ってしまいます。

そんな退廃的な生活がたたり持病の肺結核も悪化して35歳の若さでこの世を
去ります。モディリアーニの子を身ごもった内妻のジャンヌが彼の死後まもな
くして飛び降り自殺したという悲劇はとても有名です。

モディリアーニは、当時パリで活躍していたキュビストたち(ピカソやグリス)
と親交を持ちながらも、固有のスタイルを確立し、その作品は現代でも親しま
れています。また、モディリアーニの絵画で特に有名なのが女性の肖像画で、
その瞳は眼球に色が塗られていたり、塗られていなかったり、左右で色が違かっ
たりと様々な描き方がされています。

人生も作品も唯一無二の芸術家モディリアーニ。興味がわいた方は、是非大阪・
中ノ島で開催される「モディリアーニ展」に足を運んで、実際に作品に触れてみ
てください。その際には資料室に取り揃えてある画集・解説書・映画DVDなど
で予習していってくださいね。

また6月28日に本会館で開かれるセミナーでも、宮下・神戸大学大学院准教授
による興味深い話が聞けると思いますので、奮ってご参加下さい。

http://www.italia.on.arena.ne.jp/culture/seminar/index.html



                               日本イタリア京都会館
                        http://www.italia.on.arena.ne.jp/