資料室情報

京都新聞掲載記事(8/24夕刊)

8月24日京都新聞夕刊にイタリア会館が掲載されました。 同志社大学社会学部メディア学科渡辺武達ゼミの学生さんたちが取材した『京、異文化交流の都』というテーマの中の”日本の学生はもっと世界に出よう”という記事です。 京都新聞では@キャンパスというタ…

Giro関連書籍&DVD

いよいよイタリア入りして、レースも本格的に盛り上がってきますね。 オランダでのレースでは落車も頻発したようで、後半戦への影響も 気になるところですね。 当館でもGiro開催を記念して、関連書籍・DVDを取り揃えておりますので、 ぜひご覧下さい。リ…

イタリア関連 書籍・DVDご寄贈のお願い

ご自宅で眠っているイタリア関連の書籍、雑誌、CD、DVD等 ございましたら、寄贈を受付させて頂きます。 量が多い場合には、事前にお電話でご連絡のうえ、着払いによる 宅配等でお送りいただきましても結構です。 ご協力のほど、よろしくお願いいたしま…

ルネサンスは戦国の世 「敗者の条件」

近ごろ女性のあいだでも歴史ブームで、特に戦国時代の武将は アイドル並みの扱いに! まったく女性の趣味は摩訶不思議な ものです。 その戦国時代を、西洋史家の、というよりむしろ「アローン収容所」 の著者として有名な会田雄次氏が、ルネサンスとの対比で…

塩野七生の映画評 『人びとのかたち』

塩野七生さんの映画評でありながら、取り上げられている映画の大半はハリウッドの大作。 それもゲイリー・クーパーやグレタ・ガルボといった「古き良き時代」のスターの話が 中心で、ちょっと意外や意外といった印象の本ですが、そこはやはり塩野氏。 描かれ…

マリア・カラス その圧倒的な存在感

当館の会報誌「コレンテ」に『イタリア映画へのオマージュ』を連載されている 松島征先生に触発されて、パゾリーニ作品を少しずつ(怖々と!)見ています。 初期の作品(アッカトーネ、マンマ・ローマ等)は今一ピンと来なかったのですが、 先日見た『王女メ…

村上春樹のイタリア滞在記 『遠い太鼓』

村上春樹氏の著書としては話題になることが少ないこの『遠い太鼓』ですが、 村上春樹氏らしい、淡々としていながら鋭い視点でイタリアでのなにげない 日常を描いたエッセイです。 氏は37歳から40歳まで、-1986年から1989年まで-、をイタリア …

『母をたずねて三千里』 対訳本のご紹介

名作アニメの代表作『母をたずねて三千里』、原作はエドモンド・デ・アミーチスの"CUORE"の 中の一章 "Dagli Apennini alle Ande(アペニン山脈よりアンデス山脈へ)"というのは、皆さん 知るところだと思います。その古~い(昭和29年初版印刷!)対訳本が…

今月のBRUTUSで須賀敦子

今月のBRUTUS(ブルータス)の特集は「『生き方』を考える本」。 その特集の中で、トップがチェ・ゲバラで、なんとその次に 取り上げられているのが須賀敦子。(ちなみに、須賀敦子の後ろ は北大路魯山人という、なんとも豪華ラインナップ) チェ・ゲバラと…

オペラの対訳つきDVD(大阪校)

以前、オペラコンサートでご紹介させていただいた牧野さんより このたび大阪校にオペラ関連の資料をご寄贈頂きました。 http://blogs.yahoo.co.jp/italia_kaikan/57298176.html 牧野さん、ありがとうございました。 なかでも、小学館の『魅惑のオペラ』DV…

雑誌貸出しサービス開始(大阪校)

多数のご要望が寄せられましたので、旧刊(発行から1ヶ月たったもの) につきましては、貸出しを始めさせていただきます。 新刊は従来どおり館内での閲覧のみです。 みなさん、ぜひご利用ください! 日本イタリア京都会館 http://www.italia.on.arena.ne.jp/

今週の一曲⑫

こんにちは。資料室係です。 わたしがここ一年よく聴いている歌手がいます。リーノ・ガエターノといいます。ガエターノは1981年30歳という若さでこの世をさり、8年間の短い音楽活動に終止符を打ちました。しかし、かれがイタリア音楽界に残したインパクトは…

イタリア語字幕つきのイタリア映画

イタリア語を勉強される目的として「イタリア映画を原語で楽しみたい!」 という方も多いのではないでしょうか。 けれど、全くの字幕なしではやはり厳しいですし、かといって日本語字幕では そっちについつい目が行って、ストーリーやイタリア語に集中できな…

今週の一曲⑪

こんにちは。今日は少し、私の思い出を語らせてください。 私は高校生のころ一年間イタリアで過ごしました。そのとき仲良くなって、今でも親友といえる人がいます。ダーリオといいます。 私が通っていたのは芸術高校(ステイ先に一番近かったからというのが…

今週の一曲⑩

こんにちは資料室係です。たまにはあんまり好きじゃない歌手も紹介してみようと思います。 今、イタリアポップス界で一番売れている女性シンガーといえば恐らくみなさん満場一致でこの方を挙げるでしょう。そう、イタリアポップス界のディーヴァ、ラウラ・パ…

『過去の力』 新着図書のご紹介

『過去の力』"La forza del passato"は本国イタリアで2000年に 出版され、カンピエッロ賞、ヴィアレッジオレパーチ賞を受賞する など、高い評価が得られています。 2007年時点で15万部を突破しており、映画化もされ、2004年に日本 で開催されたイタリア映画…

今週の一曲⑨

こんにちは、資料室係です。またもや更新遅れてしまいました。すみません。 もはや今週の一曲というタイトルは形骸化してしまいましたね。「今月の二曲」というタイトルに変えたほうがいいかもしれませんが、、、一応「今週の一曲」というタイトルで続けさせ…

今週の一曲⑧

こんにちは。資料係です。 長い夏休みをいただいていました。 長々とお待たせしまして(ん?待っていない?)申し訳ありませんでした。 ということで早速行きましょう。久々の今週の一曲は、、、、 フランチェスコ・デ・グレゴーリ、『昨日のお話(storie di…

今週の一曲⑦

こんにちは。資料室係です。 今回は今までも度々登場してきたイタリアのディーヴァ、 ミーナさんの曲から・・ では今週の一曲は ミーナ 『parole parole/甘いささやき』に決まりました!! この曲は有名な俳優のアルベルト・ルーポとのデュエット で、ルー…

今週の一曲⑥

こんにちは。資料室係です。 先週に続いてイタリア人だったら誰でも知っている曲を紹介します。 では今週の一曲は ドメニコ・モドゥーニョ 『ヴォラーレ』に決まりました!! この曲はイタリア人だったらというよりも、世界中で多くの人に知られている曲です…

モディリアーニを鑑賞しよう!

イタリア・リヴォルノに生まれ、フィレンツェ・ヴェネツィアで芸術を学び、 パリでその花を咲かせた稀有なアーティスト、アメデオ・モディリアーニ。 そんなモディリアーニの短い人生は波乱万丈なものでした。 ユダヤ系の家族に生まれたモディリアーニは幼い…

今週の一曲⑤

こんにちは資料室係です。 日本人なら誰でも知っている曲ってありますよね。 『上を向いて歩こう』であるとか『およげたいやきくん』であるとか。 そういう誰もが知っている曲がもちろんイタリアにもあります。 では今週の一曲は、、、 トト・クトゥーニョ …

今週の一曲④

こんにちは、資料室係です。 皆さんイタリアといって思い出すのはどんな光景でしょう。太陽がさんさんと輝く明るい風景でしょうか?うるさくてやさしいイタリア人の笑顔でしょうか? そんなイタリアとは全く逆の、くらーい・つらーいイタリアを歌い上げたの…

「今日の一曲③」

こんにちは。資料室係です。 「今週の一曲」第三回です(先週はサボってしまいました。ごめんなさい、、)。 今回は遥か10年前、私がイタリアに留学していた頃にイタリアでヒットしていた、思い出の一曲です。 では第三回目「今週の一曲は」、、、 アレック…

「今日の一曲②」

こんにちは。資料室係です。 先週スタートしたシリーズ「今日(今週?)の一曲」第二回です。 今回はイタリアの吉田拓郎こと(??)、ルチオ・バッティスティの数ある名曲の中から一曲。 では第二回「今日の一曲は」、、、 ルチオ・バッティスティ『私の自由…

「今日の一曲①」

こんにちは。資料室係です。 唐突ですが、「シリーズ・今日の一曲」と題して、イタリアン・ポップスの代表曲を紹介することになりました。 紹介した曲(の入っているCD)はすべて資料室に所蔵されているので気になったらぜひ借りてみて下さい。 そして、記…

『イタリアに学ぶ医食同源』 【資料室情報】

お医者さんが書いたイタリア料理の本、というと一見堅苦しそうですが、 読後の感想は、「イタリア料理好きのおっちゃんがたまたまお医者さん だった」という感じでした。 メタボや成人病が騒がれる飽食日本。その一方でカルシウムやミネラルの 不足が恒常的…

格差社会とイタリアの社会学

「格差社会」という言葉がしきりに飛び交う今日この頃ですが、 よく新聞等で目にするキーワードがイタリアの社会学を起源と していることを、今日資料室で本をパラパラっとして、初めて 知りました。 たとえば、所得分配の不平等さを測る「ジニ係数」はイタ…

マンゾーニ「いいなずけ」が日本のマンガに 【資料室情報】

イタリアの文豪マンゾーニの名作「いいなずけ」が日本でマンガ化 されているといったらビックリですね。 邦題は「愛のちかい」、イラストは典型的な日本の少女マンガで、 ストーリー展開も韓流ドラマばりの急転直下の恋愛仕立てです。 もちろん原作の「いい…

「イタリアは素晴らしい、ただし仕事さえしなければ」  【新着図書のご紹介】

長いタイトルですが、思わず書店で手に取ってしまいました。 著者は通信社の特派員としてスイスに滞在し、イタリアも担当していたという経歴の持主。必然的にスイスや周辺国(フランスやドイツ等)とイタリアを対比するようになります。 一般的にわれわれ日…