師走の街は・・・

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12月に入って、大阪事務所のある大阪駅前ビルから京阪淀屋橋までの道は、
いわゆる「北新地」の入口にあたるため、世間では不景気とは言われながらも
やはり、いつになく街行く人が増えてきています。

そんな中、「師」ばかりでなく「ヤ」の方々も、信号も通行人も関係なく
けたたましくクラクション鳴らしながらセルシオ(白)やセンチュリー(黒)で、
「走」られるので、要注意です。
日本ではこれら高級セダンやドイツ車が人気ですが、イタリアのマフィアの間でも
ポピュラーな車って、あるんでしょうかね??


マフィアと車で思い浮かぶのが、反マフィア映画として有名な「ペッピーノの百歩」。
幼い頃の主人公が庭の中で車を乗り回して、マフィアのNo.2をひきそうになるシーンが
なんとも暗示的なのです。
なぜなら、このNo.2が、主人公の愛する叔父(マフィアのトップ)を暗殺して
権力を奪い(その際使われた手は、ゴッドファーザーでも使われた、車のエンジン
をかけると爆弾が爆発する仕掛け)、さらには20年後に、反マフィアの旗手と
なった主人公を、手下を使って車から引きずり降ろし。。。
こう書くと車の登場シーンがなんともいたたまれないものばかりのようですが、
全体を通じては他のマフィアものとくらべて暴力シーンは非常に少ないです。

むしろ、理想(反マフィア)に燃える主人公が、旧弊(マフィアやそれにしばられる家族)
との間で揺れ動きつつもまっしぐらに進んで行く、非常に印象的な映画でした。
オススメです。京都・大阪ともにDVDを置いてあります。







                               日本イタリア京都会館
                        http://www.italia.on.arena.ne.jp/