イタリアの現代小説にチャレンジしよう

去る9月18日(月・祝)、イタリア会館横のレストラン・ルチアーノにて、ランチセミナー「イタリア現代小説の今~ローマ散策遍~」を開催いたしました。(講師:二宮大輔氏)

イタリア文学というとダンテなど中世イタリア文学を思い浮かべる方が多いでしょう。
近年の作家ではウンベルト・エーコが日本でも有名になりましたが、それ以外の作家となるとほとんど知られていません。

しかしながら、二宮さんは、現代イタリアにもとても興味深い文学作品が数多く存在していると言います。
特に最近では移民を扱った作品も多く、「ヴィットリオ広場のエレベータをめぐる文明の衝突(伊名:Scontro di civilta' per un ascensore a Piazza Vittori)」は、多国籍の移民が共同生活するローマのヴィットリオ広場に面するひなびたアパートのエレベータ内で起きた殺人事件を扱った現代ミステリーです。

文学作品を読むということは、もちろんイタリア語学習の強化にも有益です。
映画「ぼくは怖くない」の原作者ニッコロ・アンマニーティの小説「孤独な天使たち(伊名:Io e te)」はとても平易なイタリア語で書かれています。イタリア語の文法をある程度理解されている方であれば、辞書を片手に少しずつ読み進めていくことも可能ですし、翻訳本と合わせて読むとさらに理解が深まることでしょう。
また、「孤独な天使たち」の主人公になった気分でローマ市街を散策すれば、旅をもっと知的に楽しむことができるかもしれません。

イタリア会館京都本校では、セミナーで二宮さんが紹介してくれた現代イタリア文学作品の原書と翻訳本を取り揃えております。一度お手に取って是非ご覧ください。

<資料室にある図書>
原書:Scontro di civilta' per un ascensore a Piazza Vittori アマーラ・ラクース作  
翻訳:広場のエレベータをめぐる文明の衝突

原書:Io o te ニッコロ・アンマニーティ作
翻訳:孤独な天使たち
DVD:孤独な天使たち(日本語字幕)

原書:Io non ho paura ニッコロ・アンマニーティ作
翻訳:ぼくは怖くない
DVD:ぼくは怖くない(日本語字幕)

閲覧はどなたでもご自由にできますが、貸出は当館会員の方、受講生の方のみとなります。
イメージ 1