「戦争,飢饉,ペスト禍」セミナーのご案内

~東日本震災被災者支援のためのチャリティ・セミナー 第4回~

セミナーの参加費は日本赤十字社を通じて全額被災地へ寄附させて頂きます


東日本大震災は、被害の甚大さや放射能問題のため、またその後の復興への
期待も込めて、しばしば「戦争」と重ねて語られる。一方、西洋文学において戦争
と強いアナロジーが働く災厄と言えば、ペスト禍である。

イタリア近代小説の最高峰、マンゾーニの歴史小説『いいなづけ』(初版1825-27, 
決定版1840-42)も、老若男女、身分の区別なく、あらゆる人々を巻き込んだ災厄
(戦争、飢饉、ペスト禍)を主題として描いており、ボッカッチョ、デフォー、カミュ
の作品とともに「ペスト文学の系譜」に連なる。

セミナーでは、17世紀のイタリアを襲った大災害を、物語と連関させつつ、それ
自体「記憶に値する」出来事として詳述したマンゾーニの試みについて考えてみた
い。

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バモンティ「1630年のペスト」


・日時:11月5日(土) 16:00~18:00

・会場:日本イタリア京都会館 京都本校 

・費用:個人維持会員:1,500円、 一般・受講生:2,500円
            ※参加費は日本赤十字社を通じて全額被災地へ寄付させて頂きます

・定員:40名 先着順(最少催行10名)

・講師:霜田 洋祐(京都大学イタリア文学専攻TA)



詳細・お申込みはこちらより。




日本イタリア京都会館