Pappa al pomodoro(パッパ・アル・ポモドーロ)

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シエナの語学学校SOCIETA` DANTE ALIGHIERIより、これから月1回ほどの
ペースでシエナを中心としたトスカーナ地方のおいしいお料理を紹介して
いただくこのコーナー、第1回はトマトを使ったスープのご紹介です。


●家庭の知恵から生まれた贅沢なスープ
 「Pappa al pomodoro(パッパ・アル・ポモドーロ)」

レシピの起源はトスカーナ地方の田舎料理です。昔の貧しい農家にはパンと
一緒に食べるおかずがほとんどなく、古くなったパンをおいしく食べるため
の知恵からこのレシピが生まれました。現在では高級レストランのメニュー
にものる贅沢な一品となり、「貧しい家庭料理」のイメージはどこへやら。
その美味たること、ぜひご堪能ください!

・材料(4人分)

 素材のうまみが決め手!食材選びは入念に。
 ・硬くなってしまった古いパン・・・・・・300g
 ・完熟トマト、または缶詰のトマト(皮なし)・・・・・・500g
 ・にんにく・・・・・・2片
 ・バジリコ・・・・・・適量
 ・ブイヨン・・・・・・1リットル
 ・オリーブオイル(エクストラ・バージン)・・・・・・適量
 ・塩、こしょう・・・・・・適量

・作り方

Pappa al pomodoroの作り方はとっても簡単。まず、なべにオリーブ・
オイルとにんにくを入れます。にんにくがうすく色づいたところで、
細かく切ったトマトとバジリコを加えます。塩とこしょうで味をとと
のえ、15分ほど火にかけます。
沸騰したブイヨンとスライスしたパンを順に加え、さらに10分ほど煮込
みます。
火を消してスープを休ませ(15~20分ほど)、適温になったところで皿
に盛り付け、オリーブオイル(エクストラ・バージン)を適宜かけて出
来上がりです。

・イタリア語メモ

- イタリア語 pappa の語源はラテン語幼児語papaで「まんま(ごはん)」
を意味します。Pappa al pomodoro は消化もよく、その名のとおり子供向
けの食事としても最適です。
- トマトを意味するpomodoroは、もともと「黄金のくだもの」を意味する
pomo d'oroという合成語から生まれました。複数形はpomodori、pomidoro、
pomidoriと3種類もあります(一般的には pomodori が一番よく使われます)!

 
メニュー提供:SOCIETA` DANTE ALIGHIERI 校





                     日本イタリア京都会館
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